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エクシズ物語その1 



 何をしているのだろう……
 何を探しているのだろう……
 俺は何を……
 ああ、あれか……夢なのか?
 え~っと何かガヤガヤしてるんだが……
 目を開けてみよう……

 目を覚ましてはみたものの、見るものなすもの目新しくてならなかった。
 ここどこだ?
 何でこんなところで俺は居るんだ?
 体を起こしてみるが、あちこち痛くて仕方なかった。
 それはそうだろう……体中包帯だらけなのだから……

「ここ……どこだ?」
 OK言葉は正常に出る。頭痛はしなかったが脳までダメージがあった訳ではなかった。とりあえず一安心。
 ふと、ちょっと離れた所で動く影があった。
 何者だ? 俺の声で動いたのか?
 相手は兵士の様だった。詰所らしき感じを受ける。
「門の前で傷だらけで倒れていたから手当したんだよ」
「ここは?」
「兄ちゃんここは始めてか? 『ギラン』と言う商業都市だ」
 ギラン? 頭の片隅にあった言葉だとは理解したが、どうやって入手したかは覚えていない。
 いや、記憶喪失ではない。ここの生まれではなかったからだと思う。
「どうして俺は……」
 そう言って思い出した。モンスターに向かって走って行って……
「あーーーーーー!!!!!!」
 思わず声を荒げてしまった。モンスターに絡まれつつ、そのまま村に突っ込んでゲートキーパーで適当な所に逃げてきたんだ!!!!
「どうした兄ちゃん」
「ギランって言ったよな。どうやったら俺の故郷に戻れる?」
「故郷か~。金があればゲートキーパーですぐなんだが……」
 所持金は正直言ってほとんど無かった。前の日に仲間内で賭け事やって負け……た。
「とりあえず装備はそこに置いてあるから、大きな声出せれば元気な証拠だから着替えたら出て行ってもらうよ」
 ゆっくりと起き上がってみたが、痛い痛い……だが、これくらいなら、鬼教官の折檻と比べたらまだまだ。
 傷だらけだったがまだ着れる服を着ると、その兵士にお礼を言って別れる。
「世話になった。済まなかった」
「いいって事よ! カマエルの兄ちゃん!」

さてと……ゲートキーパーは確認できたが、ロクな金持っていない俺はアインハザードの神殿の前の階段でボーっと座るしかなかった。
 背中にある左だけにある魔力を吸収するための翼をパタパタさせていると、人間の子供が珍しい目をして寄って来て俺の翼を握ってこようとする。
 一睨みで泣かせた。近寄るんじゃねぇ!
 俺って目つき悪いんだよな~~。そのくせ、後輩に好かれるタイプ。
 パシリに使っているが、なぜか人いや……カマエル達は男だけ寄ってくるんだ。
 俺は……女子力は負けないはずなのに! 女子コイヤー!
 だけど、甘い物は恥ずかしくて買えないのだ。
 女子が寄ってくれば、俺は夢にまで見たパフェとやらを一緒に行ってたらふく食べてみたいのだが……
そんなことを考えていると、何やら遠くでワイワイしてる声が……
 そういえば、巷ではイベントがあったな~~って思っていたが、俺には関係ないかと思っていたのだ。
 その声が自分の方に近づいてくる。よく見ると、女子のドワーフが楽しそうにこっちに来ていた。
 咄嗟に視線をずらそうとしたが、バッチリ目が合った!!
 うわ! ヤバイ! 俺メンチ切った!!
 どんどん近付いてくる~~~~!!
 やべぇ! 俺ピンチ!!
 なぜだ! 足が動かねぇ! 逃げられない!
 ……動けるはずがない! 今の俺、ケガ人ですから!!
 擦り傷切り傷、数えきれないんですけど!
 殺(や)られる!!
 俺の人生ここまでか!!
「これあげる!」
 白い粉の入った瓶を渡される。これってまさかあの危ない薬ってやつでは!!
 いや、それでは俺は俳人……もとい! 廃人になってギランの海にヒャッハー! してそのままドザエモンに……
 その前に金持ってないから、ヒャッハー! できないっす!!!!
 だが、よく見るとラベルにはクマのマークが?
 物珍しく見ていたからか、瓶をくれたドワーフ女子の隣にいたダークエルフ男子が説明してくれた。
「今イベントでクマとネコ変身の瓶がポモナから出て、出過ぎてるから配っていた所だ」
 よく見ると、そのダークエルフ……パンイチなんですけど……だけど、何だかカッコイイんですけど!
「俺が貰ってもいいのでございますですか?」
 とりあえず丁寧にお礼を述べてみる。よくわからないが俺自身にとっては丁寧語だ。
「OK! 心配しなくても三十分しか変身効果ないから気にするな!」
「金持っていないのですが……」
「案ずることはない。俺も金はない」
 ……何か俺に似てる……世界には似てる人が3人はいるというあれか……?
「ありがとうございますですます!」
 久々の親近感を持って、ドワーフ女子とダークエルフ男子は去って行った。
 さて、このアイテムをどうしようか使ってみるか? いやいや、売ってもいいはず。
 これを売ったらいくらになるんだろう~~。道具屋に出してみるか……
 ……0アデナだった。出過ぎているから売り物にならないという……
 トボトボと元居た場所に戻ってみたら、人間のガキ共の遊び場と化していた。
 じゃんけんでチョコレートと言いながら楽しんでいる。
 そうか! こういう時に俺の出番!
 このさっき貰ったアイテムを使って変身して、好印象をアピールしてやるんだ!
 いざ変身。これを体に振り掛けて~~
 体が光ってきたー! これぞ魔法の効果~~!!
 いいかガキ共! 俺の勇姿をちゃんと見ろーー!!
 ……変身完了した。俺は数倍チャームになっているはずだ!
「さあ! 俺様必殺の姿をとくと焼き付けるがいい!」
 ババーン! 俺は、その子供たちの前に立ちはだかる。
 どうだ! カワイイ顔をしているだろう~~?
 さあ! 俺の胸に飛び込んでおいで~~!!
 ……え?……なぜ泣きながら逃げていくんだ。俺はクマに変身しているんだぞ。
 手は茶色になっているから多分クマだろう……服も来てプリティーのはずだ。
 だけど、何で顔が出ているんだ? まるで観光地のベニヤ板に描いた顔を入れるあれのような……
「……おやじ、鏡見ていいか?」
 速攻で俺は外で商売していた人間のおやじから姿見を借りて全身見てみる。
 クマの顔はある。何故だ! なぜ俺の顔……顔が出ている!!!!
 いや、クマの可愛い顔は上についているんだ。その下に俺の顔……
 目つき悪い俺の顔がーーぁ!!
 とりあえずおやじにお礼を言ってうつむいて歩くしかなかった。
 元の場所には誰もいなかったので座ってみる。なぜか翼は出ているのでカマエルと分かってしまうのだが……
 本当ならもっと先輩とか村を出て冒険者になった奴とか一杯いていいんだが、今日に限ってあまり見かけない。
 戦闘種族だから村でのんびりしているのは性に合わないのだろうか……
項垂れてるー


 俺も……これからどうなるのかと着ぐるみのまま項垂れていると、視線を感じた。
 顔をあげると、人間の女子が顔を見ていたのだ。
「くまさん。可愛い」
 そう言って微笑んだ女子は数名のお供を連れていた。
 何ですか? このお供から放たれるおぞましい空気は……
 高レベルの方々ですかね。圧倒的な気力に俺は縮み上がっていた。
 こんな時に、パシリの後輩が居ないのが痛い。
 俺に少しでもいいから勇気をくれ!
「かか……可愛いね、くまさん。ししし……知らない人がアイテムくれたんだよ」
 とりあえず、受け答えはできた。頑張れ俺!
「これあげる」
 と手には真っ赤な1個のリンゴが……
「食べて」
 ニッコリして微笑ましい姿をしていた。
 ヤバイ! 俺はこの微笑で溶けてしまいそうだ。まだ夏になっていないのに、俺はこのままギランの地で溶けてなくなってしまうのか……
「食べる」
 もらったリンゴを即食べて空きっ腹を多少埋めてお礼を言うと、女子は嬉しそうにしている。
「美味しい?」
「美味しい」
 それにしても、お供はムッキムキのオーク男子やカボチャ杖を持ったエルフ女子に色々いるな~~。
 とりあえずお礼を言って去らねば。
 と思っていたら、何か……いつの間にか後ろのお供の面々によって、パーティーに入れられたぞ。
 俺まだそんなにレベル高く無いんですけど~~~~!!
「くまさん、一緒に行こう」
「え? は……はい」


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ファンフィクションコンテスト落選ヽ(´∀`)人(・ω・)人( ゚Д゚)人ワショーイ作品投稿w 

やっと載せられる心の準備が整いましたので、投稿したいと思います
ファンフィクションのコミック・ライトノベル部門に2作品載せていただきました><ノ

ファンフィクションコンテストから飛べます

「あれ? これってデートだよね?」の前の作品となります「ソレイユの受難」というタイトルで応募いたしました。
その元の小説になります

この作品に関してはとーっても悩む事がありまして……
応募文字数が8000字ですでに10000字超えていました^^;
削除できるところは削除して~
変えるところは変えて~
削りに削った作品になりました

自分的には薄くなりすぎたかな~と思いながらも応募!
見事に落ちましたが、作品公開してくれたので満足でしたw

それまでは良かったのですがー
元の小説を載せるのに注意しておかなければならない事が……

*小説なのに顔文字載せています
*最後の方グダグダになっております(タブン
*キエラの同盟主であるボスが最強エロ全開になっております(ファンの方の妄想を根本からくつがえします!


以上の注意をふまえていただける方読んでいただけたら幸いです
って、私の妄想ワールド全開なのは観念してくださいww

それではどうぞ
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リネⅡファンフィクションコンテスト用に書いたノベル投稿!その1 

全部で2作品あるのですが、その1を載せます

全員名前出さないでやりましたが、オリジナル小説を熟読していらっしゃる方ならわかると思いますww
短い? ですが、楽しい作品になっています。
……タブン 楽しい……作品に……かゆ……うま……(違w

それでは、どうぞ~~~
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小説外伝! 的な~ 


『共闘』

徐々に来る圧迫感……
物言わぬ石像達は、顔色を変えることなくその剣を振り下ろす
一人倒れ二人倒れ……仲間達が段々と戦闘不能に追い込まれていく……

「ヒーラーが先にやられちゃ何もできねーだろう!」
 間髪入れずに背の高い男性の声が聞こえてくる。
「そんな事言われたって、どうしようもないじゃないか!」
 慌てた子供の声が返ってくる。
「ッチ! 役に立たないドワーフだな!」
「何だとー! デュアル槍士なのにこんな敵倒せないとは……お子ちゃまダークエルフだなー」
 ふーやれやれと言葉が帰って来てカチンと来る。
「!! 何だとー! お子ちゃま言うな! おばはんクァーリ!」
「ッチョ! おばはん言うなー! 駄目駄目シカゴ!」
 何だかんだと逃げ回りながら、敵を端に寄せて槍と剣で叩いている。
「俺が叩いているうちに、戦闘不能のヒーラー起こしてくれ!」
「起こしていたら、シカゴが戦闘不能になっちゃうよ!」
「こうなったら、仕方ないだろ! 早く起こしてくれ!」
「う~~~ん」
 悩むクァーリー。その時間数秒……
「いや、一緒に叩いた方がいい!」
 それに否定的な言葉を浴びせるダークエルフの男性。
「おいおい! PTの鉄則忘れたのか?」
「私だって知ってるよ! だけど、シカゴの倒れる姿見たくない!」
「はぁ?」
 それに溜息交じりのセリフが帰って来た。
「……シカゴほったらかしにしてPTメンバー起こして行っていたら、その後恨まれて夢見悪そうで……」
「ほほう……俺の夢は最高にラッキーだぞ」
 汗をかきながら、鬱陶しそうに髪をかきあげた。
「アンラッキーっぽいけど」
 ボソッと言ったそれを、長い耳は聞き流さなかった。
「イケメンの俺様の夢を見られるなんてラッキーかと」
 少し艶っぽい瞳をすると、やれやれと肩をすかす。
「それがイケメンじゃないからアンラッキーなんだよ~」
「何だと! 俺のどこがイケメンじゃないって?」
 その言葉に全否定の言葉を投下した。
「存在自体全部!」
 キャハハと笑うドワーフの女性に、ダークエルフの男性は呆れながらも口を開く。
「そんなこと言える暇あったらモンスターを倒そう。俺は右の敵を狙うから、クァーリは左を!」
「お! 背中合わせ? いいよー私の力、見せてやるー!」
 それぞれの位置に着くと、それぞれスキルを唱えて万全の態勢で臨む。
「「さあ! 戦いの始まりだ!」」
共闘
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アルギニウスはこんな奴です 

まあ連続投稿ですが、ようやく本編でアルの女性遍歴がでてきて載せたくなったので、載せてみます・w・



アルギニウスの打算 

 差し伸べられる細い手……語りかける吐息……背中に食い込む指……甘い嬌声……
 冷ややかに聞きながら、自分の欲求を満たすだけの相手に、苛立ちさえ感じる……
 相手はこの冷えた瞳が好きだと言っていた。だが、そんなのくだらないお世辞にもならなかった。
 俺自身は適当にあしらっていれば良かっただけなのだから……まあ、自分も欲求は満たしてもらうのだが……
 行為が終わればそれっきりにもなるし、相手が味を占めてまた体を重ねるかどちらかしかない。

 女なんて打算しか考えない奴らだ……

自分にとって有益かそうでないか、それしか考えてない奴らばかりだ。有益なら気が済むまであしらい飽きれば捨てるし、最初から無益なら見向きもしない。
だから、俺もその事を見極めて付き合った。別れることを優先に考え、それ以上のわだかまりを持たせないように深入りしない領域を決め、それらしく振舞った。
たまには誤解した女が自分の物だと、変な解釈をつけて難癖を付けてきた事があったが……
そういうときには、容赦なく捨てるように放り出した。泣いてすがり付いてきても、くだらない言い訳にしかならない。
泣けば何でも解決すると思ったらお間違いだ。女の涙なんて物は打算の極致なのだからな…
俺はこの先も生き方を変えないだろう……どんな女が来てもそういう風に扱い、欲求を満たすだけの道具になってもらう……これからもずっと……





……こんな男(゚⊿゚)イラネww
と言うような生き方をしているんですが、実際いたらどうなるんでしょうかw
だけど、もてるんですよねww
何でだろう……やはり、ダークエルフは絶r(ry
ゲフンゲフン!
フェロモンでも持っているんでしょうかねww

それとエルフ嫌いは相変わらずです。

エルフが近づいて来ただけで抜刀します。
そんでもってトラブルメーカーなので、悪化します。
クラメンに止められてもまだ凝りません。
まあ、彼にも言い分があるんですけどね~・w・

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